はやとのBL読書感想日記

「はやと」と申します。読んだBL作品について、気ままに感想を書いていきます。皆様の参考になればいいなぁ。

初体験(あくた琳子)

f:id:s-hayato:20180311221111j:plain

「この感情が 大切なのは 分かるよ」

 

◆攻め:当麻優(女子に人気な高校生)
◆受け:安積理人(ゲイの高校生)
◆エッチ:あり
◆属性など:健気攻め、(同時収録作品)浮気、淫乱受け、オモチャ好き、尻フェチ
◆評価:★★★

 

【あらすじ】

安積理人は生まれ持っての同性愛者だった。自覚は早く、臆病な自分には一生恋愛なんて縁のない話だと諦めていたところに、思いもよらぬ提案を持ちかけられて…!!

ピュアな少年たちの爽やかなエロスの他、表題作のスピンオフや上司と部下のお道具プレイ、そして美尻に命をかける男たちの短編も収録!どこから読んでも楽しめる1冊になってます! 

 

【感想】

表題の「初体験」というタイトルの作品はないので、アンソロジー的な感じかな。

全体的にエロいです。ストーリーよりもエロ重視、しかも後半はオモチャ好き、尻フェチいらっしゃい状態。私はオモチャもお尻も興味ないので、読み返すことはないですねー^^;

ただ、前半3作が嫌いではないので、かろうじて★3つ。

 

『曇天から雨降る中君の体は熱かった』『曇天から雨降る中君の体は熱かった2』

表紙の子が安積で主役。所謂表題作ですね。

女子に人気な当麻と、ゲイだと自覚のある安積。

当麻からいきなり「ヤらせて」と言われた安積は、なかなか当麻の言う「好き」を本気と受け止められない。

でも震えながら気持ちを伝えてくる当麻を見て、、、

 

2話めで安積が名前呼びは恥ずかしいからと断固拒否するんだけど、

1話めで出てきたモブ友があっさり名前呼びしてることに違和感。

急遽思いついたネタだったのかなー^^;

 

当麻の誠実さがいいですね。だからこそ、最初のシーンが残念。まぁ天然だからこそなのか。でも、なぜ安積を好きになったのか分からず、気持ちの重さが感じられないのが残念。

 

 

『濡れた視線に囚われる』

上記作品に当麻の兄がチラッと出てくるんだけど、その兄・善と恋人ユキの話。

善は弟と打って変わって浮気三昧の遊び人です。

そんな折、ユキが大学で男に襲われそうになって、、、

 

ユキがエロ可愛い^^  所謂淫乱受けです(ビッチではない)。

セーターの長めな袖の感じとかいいですね。

ユキのおかげか、善が遊び人だけど作品としては割と好きです。

 

最後の決め台詞みたいな「君に惹かれるグラビディ」は、なんか昭和な印象を受けました(笑)

 

 

『調教はほどほどにお願いします。』

会社の上司(攻め)と部下(受け)のカップルのお話。

上司がオモチャ好きで悩んでいる部下。

んー、ホントそれだけなお話^^;

 

 

『調教されたいカモね❤』

教師(M攻め)と生徒(襲い受け)のお話。 

構内で喫煙しているところを生徒に目撃、撮影され、それを弱みに、、、

 

何とも表現しにくい関係です。先生はM気質があるのは間違いけど、生徒のほうはSとは言い難く、Sを気取っているMみたいな? 

なんかよく分からないお話。エロいだけかな^^;

 

『君の尻に恋してる』 

乗馬クラブをコンセプトにしたバーのオーナー(尻フェチ攻め)と、

バイト先を探していたバリネコの城戸(受け)が、出逢ってすぐエッチするだけの話(笑)

 

『俺の尻に恋をしろ』

上記バーが舞台の別カップル(というか)のお話。

ちなみに、このバーは男性限定で会員制。だけどエッチなお店ではないらしい^^;

このお店のオーナーはもう1人いて、有名作家でもありお尻が自慢の永留ルイ(受け)。

そんなルイのお尻の良さを理解しない、バーテンダーの藤重(攻め)。

ほかのお店から引き抜きを受けた藤重。不安を感じるルイ。

ふたりはしょっちゅうケンカしてるけど、藤重はルイの隠れファンで、、、

それを知ったルイは、、、

 

前話よりはスト-リーはあるけど、ホント尻に興味のない私はあまり興味が持てず。。。

 

 

やっぱり君が好き』(描き下ろし)

表題作の描き下ろしです。


参考になりましたでしょうか