はやとのBL読書感想日記

「はやと」と申します。読んだBL作品について、気ままに感想を書いていきます。皆様の参考になればいいなぁ。

sick(倉橋トモ)

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「もっと さわってほしく なる」

 

◆攻め:須藤圭人(モテモテ大学2年生/ゼミの後輩)
◆受け:岸祥太(コミュ障の大学院生/ゼミの先輩)
◆エッチ:あり
◆属性など:俺様攻め
◆評価:★★★

 

【あらすじ】

顔良し、要領良し、家柄良しの順風満帆な人生を送る須藤。もちろん彼女にも不自由したことはない。気の置けない友人も多く、まさに花のキャンパスライフを謳歌中。……そのはずなのに、同じゼミの岸先輩(コミュ障)に嫌がらせをすることが、楽しい日課になりつつあって……。 

 

【同時収録作品】

・須藤くんちに行ってみた(描き下ろし)

 

【感想】

んー、白衣のポッケに飴を詰め込むような可愛い嫌がらせは「イタズラ」で好意も感じられるからいいけど、足ひっかけて転ばすのは「イジメ」だから嫌です(`Д´)

なんで須藤が岸をかまうようになったかというと、小学生時代に振られた初恋の子に似てるから。

「これ伏線か!?」と思ったら違うんですよー。岸の妹が出てきた時に「似すぎてて引くレベル」っていうくらいだから、実はあの子が岸で、、、とか思ったのに、何もなくて肩透かし。

 

教授の研究のお手伝いで、忙しくて大学に寝泊まりする岸。

気持ちの変化から、嫌がらせは止めて岸の研究の手伝いをするようになる須藤。

ようやく自分の気持ちを理解した須藤は、岸にエッチなことをしてしまいます。

甘い雰囲気を醸し出す須藤と、そんな須藤のことを意識するようになる岸。

 

「俺、こいつと 付き合うことに したから」と友人に宣言する須藤。

すごいね、そんなやりとりしてないのに、モテるヤツは相手の意思確認はいらんのか(笑)

それでも岸に自分の想いは伝えないんだもんなー。

 

ところで、ほかの作品でもよく見かけるキスするときの「口開けろ」。

これは萌えセリフなんですかねー。まぁ確かに、おぉエロイなー(・・*)とは思うんだけど、なんていうかメジャーなセリフなのかしら?

 

強引な須藤に心地よく流される岸。

ふたりのお付き合いは、岸の兄に反対されながらも順調です。

岸のおうちで家族団らんしちゃったり、岸そっちのけで弟君たちとお出かけしたりするくらい。

 

最後、「一生俺に 飼われてろ」と須藤が言うのですが、なぜいきなり!?そんなキャラ!?と混乱した私^^;

あとがきを読んでガッテン。「クズな攻めを!」と担当さんから言われて描きはじめた作品だったそうです。だから最初の嫌がらせ、そしてクズキャラを思い出したかのような最後のセリフだったんですね、きっと(笑)

とりあえず、受けの岸が可愛いので良しとしましょうか。


参考になりましたでしょうか?