彼の焦燥と恋について2(碧本さり)
「俺と矢嶋さんの においが 混ざっちゃってん じゃなくて?」
◆攻め:渡部和己(ライブハウス受付)
◆受け:矢嶋秀樹(法律事務職員)
◆エッチ:あり
◆属性など:ワンコ攻め、淫乱受け
◆評価:★★★★★
【あらすじ】
「明日 つかいものにならないくらいがいい」
年上の男性を好み、体の関係を持っていた矢嶋だが、ある夜に若い男・渡部と出会う。年下はタイプではなかったが予想外に熱くて忘れられない夜を過ごしてしまい、その後も彼とセックスに明け暮れる関係に。渡部もまた、矢嶋の危うい魅力に惹き込まれていき、紆余曲折を経て2人は恋人同士となるが…?
【同時収録作品】
・描き下ろし
【感想】
もう、安定のラブラブですよ!しかも絵のせいもあってか、ストーリー構成が巧いのか、ひたすらにあまいふたりを見てても飽きないっていう^^
和己と離れるときはいつもグズグズになっちゃう矢嶋だけど、前回の「結婚」発言もあってか理解を示そうと努力する矢嶋。
「これからも ずっと 一緒に生きる・・・なら・・・」
でも甘えてくれないことに不安を覚える和己。
「寂しくなり 過ぎちゃって 泣いてたら もうどうしよー かと思って・・・!」
なんて言って矢嶋宅に駆けつけちゃったりします。
そんな和己に「おかえり」と声を掛ける矢嶋。「おかえり」に反応する和己。
このやり取りもいいですねー^^ 一緒に暮らしてないけどー、みたいな。
一緒に住むことにしたふたり。なんだけど、なんだか和己がエッチをしなくなった?マンネリ!?セックスレス!?とあらぬ方向へ考え始める矢嶋(笑)
でも実は矢嶋の身体を考えてのことだったのよねー。
ちょっとした一言で過去に嫉妬する和己。
相変わらず和己のパーカーをくんくんする矢嶋(笑)
ウインナーをエロくしゃぶって見せる矢嶋に、「俺以外の そんなふうに しゃぶっちゃ だめ~・・・!!」と泣きつく和己(爆笑)
同棲しても、通常運転、ラブラブなふたり。
一緒に住み始めてはいたけど、和己の家を引き払うことになり、いよいよ本当の意味で同棲生活がスタートしたふたり。
なんだけど、矢嶋の様子が変?やたら和己の持ち物などの匂いを嗅いでいる矢嶋。
その様子を見ている時の和己の表情と、「愛しい恋人の 奇行を・・・このまま 野放しに しといていいの だろうか!?」のモノローグがウケる^^;
一方、出張に行った矢嶋から連絡がなかったり、返信がそっけないことを淋しく想う和己。今までよりも多めに連絡してくる和己に、変化を感じる矢嶋。
作中で、ニーチェの言葉が紹介されます。
「愛が恐れているのは 愛の破滅よりも むしろ 愛の変化である」
実は一緒に住むようになって和己の匂いが分からなくなり、矢嶋は無自覚に不安を感じていたらしい。
和己「俺と矢嶋さんの においが 混ざっちゃってん じゃなくて?」
矢嶋「これぞ・・・愛の変化だな」
いいですねー^^
矢嶋が帰ってきた時、淋しさ全開で抱き着いてくる和己も可愛くていいです♡
矢嶋のパンツを履く和己を見て、「俺もおまえの履く」と言って未洗濯のを履こうとする矢嶋と、それを必死に止める和己、きょとんとする矢嶋が面白い(>▽<)
矢嶋の斜め上な感じがたまらないです。
パンツ効果で職場でエッチな気分になっちゃう矢嶋と、それを喜ぶ和己。
帰宅後、パンツを履いたままエッチするふたり。
「この調子で 育てていこう・・・」と密かに考える矢嶋が最高です(笑)
ちなみに、途中で高校3年生の和己の妹が登場しますが、ふたりに理解を示し、矢嶋と速攻仲良くなれちゃういい子です。
描き下ろしは、ダブルベッドを新調したお話。そのベッドになぜかネクタイが結ばれていて、それに気付いた時の「・・・!?」な和己が面白い(笑)
どんな使い方をしたかは読んで頂くとして、
和己「どうしよ 俺 これハマリ そうだ・・・」
矢嶋「それは 朗報だな」
愛しいバカップルです^^
参考になりましたでしょうか?