焦る鼠は猫を噛む(黒木えぬこ)
「独り占めできないなら いらないです」
◆攻め:阿守大雅(27歳の人気モデル)
◆受け:袴田雪(22歳の読者モデル)
◆エッチ:あり
◆属性など:俺様攻め、ワンコ受け
◆評価:★★★
【あらすじ】
人気モデルの地雷を踏んでしまった読モ青年…貞操の危機!?
「気持ち良くなったら、お前の負けね」
しがない読者モデルの袴田に巡ってきた人気モデル・阿守大雅とのコラボ企画!これが上手くいけば雑誌の専属が決まるというビッグチャンスに意気込む袴田だったが、緊張しすぎて変なことを口走ってしまったせいで阿守に押し倒され、アレを銜えられちゃって…!?
【同時収録作品】
・鼠捕らずの喋る猫
・猫に豆鉄砲
・捕らぬ鼠の皮算用
・噛んだ鼠が身を焦がす
・その後(描き下ろし)
・王様のモーニング (描き下ろし)
・ハヤトくんとこりないかめやまさん(描き下ろし)
【感想】
上記作品は全て表題作の続編です。
ことわざの「窮鼠猫を嚙む」みたいなタイトルがいいですね。
表題作はあらすじ通りのお話。
『鼠捕らずの喋る猫』
前話でエッチなことをされてしまったので、撮影中も阿守のことを変に意識してしまう袴田。
そのため撮影も思うようにできなかった袴田は、カメラマンの亀山に居残りを命じられてしまいます。
が、その居残りというのが、、、!?
読んだ後にタイトルを確認すると、2度美味しいというか、面白いです。
『猫に豆鉄砲』
なんだか不穏な空気をまとっている、袴田の読モ仲間・隼(ハヤト)登場。
「あいつ 気ぃつけろよ」と忠告する阿守。
翌日、酒の臭いをさせて酷い顔して撮影に現れた袴田は、阿守にエッチなお仕置きをされちゃいます。
このタイミングで、なぜだか「大雅さん」「ユキ」呼びになる不思議 (・_・ )?
そして、タイトルにある「豆鉄砲」。ハヤトの最後の種明かし的な発言のことなのかなー。それとも、袴田のラスト核心をついた発言のことなのかなー。それとも袴田の名前呼びか?なんだろー。
『捕らぬ鼠の皮算用』
お付き合いはしてないものの、すっかりラブラブなふたり。
大雅が海外ロケで留守の間、家を守ることになったユキ。
出掛ける時大雅がユキにキスしてるのがいいです。付き合ってないんだけどね(笑)
ハヤトから、大雅が海外に移住するかもしれないという話を聞いたユキ。
家に帰るとそこには大雅が帰ってきていて、感情が高ぶったユキはそのままエッチになだれこみます。
そして、大雅の海外移住の話はデマだという、、、
タイトル、なるほどー。
『噛んだ鼠が身を焦がす』
大雅とのエッチで、モデルとして新たな魅力が開花したユキ。
壁ドンから耳元で話す大雅がエロいし、それをエロく見せてるのがユキの表情。
大雅の息が本当に感じられそうな気がしてきます。なんだろー、そんな緻密な絵じゃないと思うんだけど。不思議。
描き下ろしもラブラブ全開です♡
参考になりましたでしょうか?