はやとのBL読書感想日記

「はやと」と申します。読んだBL作品について、気ままに感想を書いていきます。皆様の参考になればいいなぁ。

クロネコ彼氏のあふれ方1【電子限定おまけ付き】(左京亜也)

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「においは心 そのものだ」
 
◆攻め:賀神圭市(猫科人間・ヒョウ/人気俳優)
◆受け:真悟(猫科人間・クロネコ/撮影用セット専門の建築業者)
◆エッチ:あり
◆属性など:ケモ耳、腹黒攻め、ツンデレ受け
◆評価:★★★★★

 

【あらすじ】

おまえの体温が上がると、肌からおまえの匂いがする。俺の芯を溶かす、雄の匂いが。

同棲中のクロネコ系男子・真悟と、実は豹になる人気俳優・賀神。

新婚さんのようにラブラブ暮らすふたりだが、賀神に海外の映画監督から、出演のオファーが舞い込んできた。日々、監督につれ回される賀神。

ある日、真悟がふと気づくと、賀神の匂いが薄くなっていて……。

超人気のクロネコ彼氏シリーズ、最大の危機が……!?

 

【同時収録作品】
クロネコ彼氏の温泉の夜はまだまだこれから(描き下ろし)
クロネコ彼氏のモチ尻がバレました。(電子限定描き下ろし)

 

【感想】
クロネコ彼氏シリーズ4作目。3巻で完結です。

相変わらず、冒頭からエロいです(笑)

温泉いいですねー、浴衣いいですねー。それだけで期待が膨らみます♪

そこはしっかり描き下ろしにも描かれています。

こんだけラブラブな始まり方なのに、、、

 

箱根旅行から帰ってきて、まだ日本にいる兄ユージンのところへ、何やらお願い事をしに来る圭市。

真悟との旅行を羨むリオに、「ダディと千葉にでも行くといいよ」と圭市が言うのだけど、ここでの千葉の扱い(笑)

スピンオフ不機嫌シリーズを経てるせいか、なんだかすっかり毒気を抜かれたような、ラフなスタイルのユージン。

クロネコ前作『愛し方』のおっさんくささがなくなっていい感じです。

 

ラブラブしているふたりに、あらすじにもある海外映画への出演オファーの連絡が圭市に入ります。

そこから、どんどん、どんどんあらぬ方向にすれ違っていきます。キャー、やめてー。゜゜(´□`。)°゜。

最初はまだよかったのよ?それなのに、相変わらず言葉の足りない圭市め。溺愛してるくせによー、詰めが甘いんだよヽ(`ε´)/

ていうか、圭市も真悟のことを信頼してる故か。。。

 

そして新キャラ、映画監督・アンジェロ登場。

いかにもうさんくさい(`ε´)

けど、彼は直接は何もしかけてきません。

あくまでも問題は、圭市と真悟の中にあります。

この持っていき方もいいですね。

 

さらに、兄ユージンが日本に長期滞在することに。ていうかほぼ移住か^^;?

手伝いに呼ばれ、リオのお相手をする真悟。

この時に、例の圭市のお願いの話をリオから聞き、ユージンに質問するけどはぐらかされます。

このお願いが、今回のキーのひとつ。

 

ヤキモチと不安で押しつぶされそうになる真悟。

それに気付かない圭市。

やがて、圭市のにおいがしなくなる。。。

兄ユージンが教えてくれた「心が変われば においも変わる」という言葉の意味。

 

そして、とある理由から圭市にキスを避けられ、過去の出来事(『甘え方参照』)を思い出す真悟。

ここでも圭市の言葉の足りなさ大爆発! コノヤローヽ(`ε´)/

これは圭市が悪い。信頼してるとかの問題ではない。

 

長期海外ロケの映画出演のオファーを受ける圭市。

「ついて来いとは 言われなかった」

「においは心 そのものだ」

真悟の中で、疑惑は確信へと変わる。

 

というところで、次巻へ続きます!

もぅもぅもぅ!圭市のバカ! ってこの時は思いました。この時はね。(←重要)

本編がこんななので、あまあまな描き下ろしには救われました(T_T)

これ一気読み出来たから良いけど、リアルタイムで発刊を待っていたらメンタル的に無理だったわー。

『愛し方』でもう課題はクリアしていると思っていたのに、まだ課題はあったんですねー。


熱く語ってしまいましたが、

参考になりましたでしょうか?