はやとのBL読書感想日記

「はやと」と申します。読んだBL作品について、気ままに感想を書いていきます。皆様の参考になればいいなぁ。

おはようとおやすみとそのあとにp.s.【電子特典付き】(波真田かもめ)

f:id:s-hayato:20180311030942j:plain

「自分の 幸せを 自由に 選べることが 何よりも 幸せだよな」

「『かいと』 じゃ 開人と かぶっちゃうし」

「当たり前の事 当たり前に するのが プロの 仕事でしょ」

 

◆攻め:立花開人(27歳/レストランのコック)
◆受け:片岡伊介(24歳/アートディレクター)
◆エッチ:あり
◆属性など:ほのぼの日常
◆評価:★★★★★

 

【あらすじ】

世話焼きなシェフ・開人と駆け出しのアートディレクター・伊介が同居を始めてから早6年。朝がしんどいのも、開人のHがしつこいのも相変わらずだけど、毎日少しずつ変化はあって――…? 

描きおろし52P収録!!

 

【感想】

描き下ろし「プロローグ」と「エピローグ」は、

本編の各話表紙などでも登場していたクロネコ視点で語られます。

それらを巻頭巻末に持って来ることに、1つの巻作品としてまとめてるわけですね。

 

「そのあとのはなし」

時期としては、4巻の2年後くらい。

久しぶりのふたり一緒のお休みだけど、急遽開人が出勤することに。

伊介もお手伝いで久しぶりに一緒に働きます。

レストランでのふたりのじゃれてるシーンがすごく好きです。

3コマ程度のなんてことないシーンをきゅんきゅんシーンに変えられる波真田先生、職人技かと思います。

帰宅後のふたりの、無音で描かれるふたりのラブラブシーン2P。このシーンもすごく好きです。

ラブラブなカップルの穏やかなひととき。シリーズ通して1番好きなシーンです。

 

でね、ベッドがついに崩壊します。。。

 

「あらしの夜に」

ふたりで開人母のお墓参りに行くんだけど、帰りに豪雨に降られ、昭和テイストのラブホテルに泊まることになります。

なんだか慣れている風な伊介に、「伊介さん なんで そんなに・・・ラブホ慣れしてらっしゃるの?」と青ざめながら尋ねる開人。

「はじめてじゃないもん」の回答に、魂が抜ける開人。

ーーーってだけだとなんだかとんでもない波乱が!? と思うだろうけど、そこはふたりですからご安心ください^^

やっぱり、やさしい風に包まれるふたりです。

 

「ウェディングベルのそのあとに」

あの志帆さんの結婚式です!おめでとー^^

帰りにクロネコを拾うことになるふたり。

開人の「これから よろしくにゃ☆」面白可愛い♪

その後のふたりがまたいいんです!

ザ・日常のイチャイチャが物語るふたりの幸せ。

伊介命名のにゃんこの名前とは、、、?

 

 

※下記2作品は、4巻の直後くらいの話なので、上記までのストーリーよりは以前の話。

「開人のメリークリスマス」

開人母のエピソードが、無音で描かれます。

そして開人と伊介は、開人父のいるオランダ・ユトレヒトへーーー!

 

「オーナーとギョウザとそのあとに」

仕事で宇都宮にいる伊介。ギョウザが食べたいオーナー薫。開人を連れていざ宇都宮へ!

かまってちゃんなオーナー。気まぐれなオーナー。乙女なオーナー。

さらりとしたテイストの、とても素敵なお話。

 

「ハワイとキスとそのあとに」

4巻で伊介の実家にふたりが帰省していた頃、ハワイでオーナー薫と瞬はどう過ごしたのか?

ふたりの関係は? なお話。

 

この作品に出てくる人たちはみな努力家です。

この作品を読むと、ホント自分も頑張らなきゃいけないな、と反省させられます。

暗い意味でなく、明るい意味で。元気がもらえる感じかな。

もう波真田先生にはこの作品ばかり描き続けて欲しいです。それくらい大好きな作品です。

 

参考になりましたでしょうか?