ノーカラーベイビー（奥田枠）
「そのセックスは ただただ優しくて」
「何にだって なるから」
「ずっとお前としか やりたくなかったよ」
◆攻め：桐島大地（研修医）
◆受け：眞白（カフェの厨房）
◆エッチ：あり
◆属性など：無理矢理、健気攻め、ツンデレ受け
◆評価：★★★★★
【あらすじ】
眞白（ましろ）は恋人の洋一（よういち）に浮気を繰り返されながら関係を続けていた。ある日、弟にまで手を出された眞白は、当てつけるようにクラブで行きずりの男を誘惑する。ところが、純朴そうにみえたその男・大地（だいち）のていねいなセックスに翻弄されてしまい……。
【同時収録作品】
・ノーカラーラバー（描き下ろし）
【感想】
奥田枠先生の初コミックスだそうですが、大満足の1冊です！
全体的に仄暗い空気感が漂っているので、いつ不幸が訪れるか不安になりながら読み進めました。
が、不幸にはなりませんのでご安心を^^
基本的にはあらすじ通りで、ほかトラブル要因として洋一と、眞白の弟・秋人（あきひと）が絡んできます。
弟を捜索するために洋一に電話した時の、電話口の洋一と弟が衝撃的ですΣ(ﾟдﾟ;)
洋一が荒々しいキャラなので、いつ眞白に酷いことするかが怖かったんですよねー((((；>_<))))
想定よりはまぁ、、、ていうか、１度読んだら後は読み飛ばしちゃうけど、奥田先生の好みなのでしょうか、酷いシーンにも救いのエッセンスが入るので、酷さが昇華されます。
弟・秋人も困ったちゃんで、あらすじだけだと、もしくは電子版の試し読みだけだと純情そうな男の子だけど、実は、、、は男の子。
眞白がとにかくセクシーです！
なんなんでしょ、あのセクシーさは。首筋なのかなー。普通にしててもエロい(〃∇〃)
しかも可愛い！
大地の匂いを嗅いじゃうところとか、
エッチ中にところてんしちゃって（※専門用語。お調べください笑）、「うそぉ・・・」と驚く様や、
感じすぎて、「ごめん」「ごめん」と謝っちゃうところとか、
これが本当の眞白なんだねって感じられます。
大地はヒーローですね！
眞白が不幸に慣れすぎてて、私までどうしても最後まで不安が拭い切れなかったのですが、きっと眞白は大地と一緒にいれば大丈夫そうですね^^
タイトルに付けられている「ノーカラー」という言葉と、作中に出てくる「極彩色」という言葉、そして表紙と、コートを着ている扉絵の眞白。
色にまつわる、この世界観が好きです。
次回作が楽しみな作家さんです♪
参考になりましたでしょうか？
