はやとのBL読書感想日記

「はやと」と申します。読んだBL作品について、気ままに感想を書いていきます。皆様の参考になればいいなぁ。

ひだまりが聴こえる -リミット-(文乃ゆき)

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「自分がされたら 嫌なことは 相手にとっても 嫌なことなんだよ」
「仲良くなりたい人には 自分がされたら 嬉しいことを してみるといいよ」

 

◆攻め:攻受不明/杉原 航平(難聴の大学3年生)
◆受け:攻受不明/佐川 太一(手話ビジネス会社に就職)
◆エッチ:なし
◆属性など:おバカ受け
◆評価:★★★★

 

【あらすじ】

難聴のせいで周囲と距離を置くようになってしまった大学生の航平は、底抜けに明るい性格の同級生・太一と出会い、少しずつ前向きに変わっていく。そして、いつしか太一に友達以上の想いを寄せるようになった航平は、そのまっすぐな想いを伝え、二人はようやく両思いに……。

新章・リミット編では、自分のやりたいことを見つけ社会人になった太一と、学生生活を送る航平の新生活がスタート!

 

【同時収録作品】

・思い出の頃に(描き下ろし) 

 

【感想】

『ひだまりが聴こえる』の続編で3巻にあたる今作。

航平と太一はとりあえず順調にお付き合いは続いているようですが、まだまだキスもままならないウブイ関係です。

しかも、前作の描き下ろしで予感されていた、太一が勤める会社の先輩・千葉がある意味大活躍ですよ(-_-)

そして、学生と社会人という壁も出てくるしねー。

 

航平と旅行の約束をしていたけど、会社の合宿研修が入ってしまう太一。そんな太一は憎まれ口を叩きながらも教育係の千葉に懐いていきます。そんなふたりが気になる航平。

 

航平にも新たな出会いがあります。マヤに連れてこられたフットサルコートで出会ったのは、今作冒頭でもチラッと出てきたリュウ。とてもパワフルなリュウ。ある意味太一と似てるかも。ほぼ耳が聞こえず、ゲーム会社で働いています。

このリュウが、千葉の弟なんです!今読み返していて気付いた(笑)

 

合宿から帰ってきてすぐ、太一のおじいちゃんが盲腸で入院!駆けつける太一と後追いで到着する航平。

自分の昔話をする太一。亡くなったおばあちゃんの話、両親の離婚の話、おじいちゃんと暮らすことになった話。このおじいちゃんとの話がもう。゜゜(´□`。)°゜。

強がる太一を理解している航平。心を許して泣きじゃくる太一。

 

太一を一人にしておけない航平は自宅に招きます。航平のお母さん、素敵です^^

航平の部屋でいい感じになるふたりだけど、ヘタレ太一がよー、いざという時に携帯に出ちゃってよー ( ´△`) まぁ、万が一病院からかも、とかもあるかもだけどさー、その相手が千葉だから最悪だよねー(`ε´) まぁ連絡なかったら心配もするだろうけどさー。

 

案の定、落ち込む航平。そのまま寝ることにするふたり。旅行の話をして以来、航平の笑顔を見ていないことに気付く太一。

航平はリュウの元へ。マヤには太一の友人との恋の予感?

次巻が待ち遠しいですねー^^

でも、BLにはあまあまラブラブを求めている私には、すれ違いが多すぎてちょっと読むのがしんどい部分も^^;

 

描き下ろしは、今は亡きおばあちゃんがストーリーテラーとして、どうやって今の太一が出来上がったのか、というお話。

「自分がされたら 嫌なことは 相手にとっても 嫌なことなんだよ」

「仲良くなりたい人には 自分がされたら 嬉しいことを してみるといいよ」

おばあちゃんも素敵な人ですねー♪

 

参考になりましたでしょうか?