はやとのBL読書感想日記

「はやと」と申します。読んだBL作品について、気ままに感想を書いていきます。皆様の参考になればいいなぁ。

初恋男子の飼い方(星た)

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「その命 捨てるなら 俺にくれない?」

「オレは お前を殴りたいよ」

 

◆攻め:大久保 克己(カフェ店員として拾ってもらった大学生)
◆受け:堀 茜(カフェ店長)
◆エッチ:あり
◆属性など:ワンコ攻め
◆評価:★★★★

 

【あらすじ】

「その命、捨てるなら俺にくれない?」目の前にいるのは、橋から飛び降りようとしている少年。とっさに近所のカフェの店長である堀は、彼に自分のカフェで働くことを提案した―それが2人の出会い。少年の名は大久保克己。人見知りをするがまじめに働く彼のことがかわいくてしかたなくなってしまった。そんなある日、大久保から店が終わった後に呼び出されて…!? 

 

【感想】

あらすじ通りに始まった今作。大久保はチワワのような可愛さで、その可愛さにやられて続きが気になって購入しました(笑)

そんな可愛い大久保に店長の堀はメロメロですが、純情繊細そうな大久保が故、出逢いから半年たっても何も行動できずにいます。

 

閉店後の大久保からの呼び出しも、コーヒーの淹れ方を教えて欲しいというものだったのだけど、話の流れで大久保にキスしてしまう堀。

この時の大久保がね、また可愛くて、「キスって・・・気持ち いいんですね」「これ以上は トイレに 行きたくなるのでっ」  なんて頬を赤らめます。

チャンスとばかりに大久保のを口でしてあげる堀。すると、大久保が積極的な一面を見せるんだけど、すぐ我に返ります。

この時「しまった 我に返しちゃった」と思う堀になんだか納得というか、同意(笑)

 

翌日、堀に怖い思いをさせてしまったと反省しつつも、自分の想いを伝える大久保。

実はバリタチの堀だけど、大久保のことを想って自ら受けにまわって誘導してあげる堀。

 

男女関係なく遊び歩いていた堀は、全てのセフレと手を切りますが、うっかり連絡を忘れた犀川がお店に来てしまい、大久保に過去がバレてしまいます。

焦る堀だけど、大久保は「茜さんの 彼氏は僕ですよね」となんだか男前に!

そしてエッチも自分から誘っちゃって、堀が翻弄されている!

そんな堀を「かわいい」と言う大久保。もうラブラブなふたりです^^

とはいえ、堀の昔の恋人たちに嫉妬する大久保。自分だけが知ってる堀を探し出します。

 

そんな中、疲労で倒れ入院することになった堀。

そこに駆けつけたのは、カフェ店員の土屋(♂)と、その恋人竹内(♂)。

竹内から男性同士のエッチの受けの身体的負担について説明され、愕然とする大久保。

この時の竹内の、恋人である土屋への愛情の深さが素敵です。

 

目覚めた堀に泣いて謝る大久保。

大久保「約束してください」「僕より 長生きするって おじいちゃんに なっても 僕より長生きするって」

堀「ね ねえ それって プロポー・・・」

 

大学に復学することにした大久保。

「楽しみだね」なんて言いつつも、大学で好きな人が出来やしないか不安な堀。

その不安を感じ取った大久保は、、、

 

エロ満載だけど、とっても可愛らしいお話です。ふたりが気遣い合ってて、想い合ってるからかな。優しい雰囲気に包まれたお話だと思います。

途中、大久保が男前に豹変、急成長しますが、もともと芯の強い子だったんだろうなー、と。それが大切な人が出来たことで目覚めたんだろうなー、と思えるのでそこまで違和感は引きずりません。

 

この作品で星た先生のファンになったのですが、ほか作品はザ・エロみたいなものが多いようです^^;

なんだけど、この作品のスピンオフ作品がありました!

次はその作品についてご紹介しますー^^


参考になりましたでしょうか?