やきもちホリック(七ツ園)
「ヤバい相手 好きになっちゃったよ」
「まゆげが 下がって しゅんとした カオは・・・やだな」
「まだ先が あったんだ」
◆攻め:拓(高校生)
◆受け:西坂晃人(高校生)
◆エッチ:あり
◆属性など:ツンデレ受け
◆評価:★★★
【あらすじ】
軽くてチャラいモテ男・拓の恋人はツンデレ美人のあきとくん。
告白なんてなかったけど態度を見ればあきとくんの気持ちはバレバレ。
だけどあきとくんは、拓を「ヤリ友」だと言ってつきあってることを認めなくて──!?
【感想】
この頃はまだ「分冊版」と「合冊版」の違いを知らなかったので、分冊版で電子購入。
というか、合冊版はつい最近発売されたのね(2018.2.24)。
試し読みで数ページ読んだ時の攻めの拓の印象と、購入して読み進めた印象が全然違くてびっくり。もっとクールキャラかと思ってた。
絵も割ときれいかな、と思っていたのだけど、読み進めていくうちに、やや雑というか、わちゃわちゃした感じに。
それで評価が下がるほどではないけど、やや苦手な絵でした。
でも二人がラブラブだから良いけど(笑)
ふたりとも真っ直ぐでいいですね!
ふたりが気持ちを認めるきっかけになった女子からの告白のシーンで、
拓がしっかり止めに入ったところとか、
晃人の中学時代の同級生・龍生が絡んできた時の拓と晃人とか(特に、拓が隠し事せず晃人に話すのが良い!)、
最後のテスト勉強の件の晃人とか。
心に響いたセリフは3つ。
晃人から「もっと好きって思ってほしい」と言われて、
「もうすでにかなり大好きなのに、もっとなんて・・・」からの
「ヤバい相手 好きになっちゃったよ」
なんか、もうすでに最上級大好き!って感じがいい!
そして、龍生が拓に絡んできて晃人がヤキモチを焼くんだけど、
ヤキモチの裏には必ず不安があるんだよね。
それに気付いた時の拓の心境。
「まゆげが 下がって しゅんとした カオは・・・やだな」
ヤキモチもそうだけど、
例えば怒りの感情の裏には悲しみがあると思うので、
ケンカした時とか、その裏にある感情に目を向けられるようになりたいな、と。
その感情に気付けた拓はいい彼氏だな。
そして、
「今(の気持ち)が自分の中のマックスだと思ってたんだけど
まだ先が あったんだ」
素敵な言葉。
心に響いたセリフはあったんだけど、
ストーリー的にそこまでではないというか、絵の影響も大きいかも。
読みやすいきれいな絵だったら、★4つだったかなー。
参考になりましたでしょうか?