はやとのBL読書感想日記

「はやと」と申します。読んだBL作品について、気ままに感想を書いていきます。皆様の参考になればいいなぁ。

more than red(幸田みう)

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「付き合ってんだよ? 何もガマンとかしないでよ!」

「好きなもん 好きなだけだから」

 

◆攻め:鮫島大輝(シスコンの高校3年生)
◆受け:神谷(映画部の大学3年生)
◆エッチ:あり
◆属性など:ワンコ攻め
◆評価:★★★★

 

【あらすじ】

イケメンかつ遊び人の高校生・大輝は、自他共に認める“シスコン”。なんでもかんでも姉・双葉が最優先な大輝は、ある日双葉と見知らぬ男・神谷が一緒に居るところに遭遇してしまう。「まさかこんな地味なヤツが彼氏なんて言わないよな!?」と、真相を掴むために双葉の大学へ侵入するも、せっかくの変装も神谷には「顔がそっくり」と一発でバレる始末。結局、神谷は双葉の彼氏ではないと知り安心した大輝は「友達がいない」という神谷に興味を持つ。ぎこちなくも不器用な優しさで接してくれる神谷と親しくなっていくうちに、大輝は彼に特別な感情を覚え始めて……。

正反対の二人が出会い、惹かれ合う。ゆっくりと歩調を合わせて進み始める二人の、極上ピュア・ラブストーリー。 

 

【感想】

幸田みう先生の初コミックスだそうですが、私の好きなテイストの作家さんで、次回作が楽しみです^^

エッチシーンがなくてもいける作家さんじゃないかなー。

今作も途中までエッチなしでラストを迎えるのではないかと思いました。

絵も独特というか、表情の細かさなのかな、ざわざわした心の内が流れ込んでくるようです。

 

シスコンの大輝は最初チャラいイヤ~なヤツなのですが、神谷くんに出逢ってすぐ、普通のというか素直で純情な高校生に変身します。

なんだ、いいヤツなんじゃん(笑)

 

ふたりが気持ちを確かめ合う公園のシーンは、初々しくていいですね^^

その後も初々しい可愛らしいふたりのやり取りが続きます。

特にお祭りのシーン、いいですね。大輝がヤキモチ焼くし、その前の駅のシーンの誤解も解けるし、神谷くんはホッとして泣いちゃうし。

なんといっても神谷くんからキスするのがいいですね。

神谷くんて人づきあいが苦手なだけで、行動力はあるっていうのがいいですね♪

気持ちをぶつけあえたのも良かったです(ぶつけるというほど激しくないけど)。

 

もうシスコン設定はどこへやら(笑)

姉からサークルのお手伝いを頼まれた時も、神谷くん基準でOKするしね。

でもこれをきっかけに気まずくなっちゃうふたり。

いつもは大輝に引っ張られているように見える神谷くんだけど、やっぱりお子様な大輝と、神谷くんの静かな芯の強さが見えてきます。

 

付き合って半年も経つと、初エッチ問題が浮上してきます。

まさかの大輝宅リビングで!? 早速姉双葉にバレちゃいます^^;

「好きなもん 好きなだけだから」と動じない大輝がいいです。

「悪いけど オレが 抱くから」と宣言するのもいいですね。

 

「これからは ずっと 神谷くん だけだからね」

真っ直ぐなふたりだからこそ、本当にそんな気がしてきます。

 

描き下ろしであろう2作も収録されていて、

大輝が神谷くんの髪の毛を切る話と、

神谷くんと一緒の大学に入るために勉強を頑張る大輝のお話。

どちらもラブラブです^^

 

各話表紙のふたりもすごくいいです。


参考になりましたでしょうか?