酷くしないで2(ねこ田米蔵)
「そんな風に・・・言わせてゴメン」
◆攻め:真矢秀幸(就職コースの高校3年生)
◆受け:眠傘隆(特別進学コースの高校3年生)
◆エッチ:あり
◆属性など:白ブリーフ、傲慢攻め、ツンデレ受け
◆評価:★★★★★
【あらすじ】
身体から始まった真矢と眠傘の関係。
週に2回は真矢の部屋でラブラブするけれど、超ドンカンな眠傘が真矢の真剣な気持ちに気づくはずもなく…今も友達以上恋人未満なふたり。
受験生の眠傘は健気なくらいの猛勉強ぶりで、真矢はその必死さを理解できず邪魔ばかり…。そんな真矢に眠傘がついにキレて!?
【同時収録作品】
・酷くしないで~全く進歩しない2人~編
・そして、恋人になった朝・・・。(描き下ろし)
【感想】
マヤネムの2作目。
3年生になって、進路を意識しだすふたり。
今巻のキーパーソン、真矢の従弟で、彰の弟である、厄介男子・十太登場です。
入学早々ふたりに絡んできます。
「ネム君」なんて言って、眠傘に懐く十太。
イラつく真矢は暴走してしまい、その出来事はふたりの間に決定的な溝を生み出します。
その溝に気付いたことを機に、鈍感な眠傘はいろんなことに気付き始めます。
真矢の想い、今までの自分本位だった言動。
鈍感というよりも、勉強一筋でほかのことはどうでも良かったんだろうな。
それでもまだ自分の重要な想いには気付かない。
真矢に強く拒絶されて、ようやく自分の気持ちに気付く眠傘。
ここまでの真矢が大人で素晴らしい。
最初の頃の、というか今巻の中ですらも、一気に成長してます。
少年から大人の男に成長していく途中。
ここからイケメン真矢が出来上がっていくわけですねー。
そして、眠傘が真矢の家に忘れたメガネを取りに行ったところで、真矢に想いを告げます。
「好きなんだ 真矢が・・・ーーー」
眠傘の想いを疑う真矢。
「そんな風に・・・言わせてゴメン」
「傷付けて・・・ゴメン」
「さびしくて・・・君が いなきゃ・・・」
泣きながら訴える眠傘の想いを受け止める真矢。
そして、、、
『そして、恋人になった朝・・・。』
ねこ田さんの描く、ややミニキャラ化されたときの人物絵が可愛くて好き。
参考になりましたでしょうか?