ストレイバレットベイベー (市川けい)
「ほだされたとか 流されたとか みたいになるじゃんか」
◆攻め:邑上千浩(映画宣伝会社社員)
◆受け:本名清春(雑誌編集者)
◆エッチ:あり
◆属性など:クーデレ受け?
◆評価:★★★★
【あらすじ】
映画宣伝会社に勤める邑上千浩には、憧れの人がいる。取引先のオシャレ雑誌のオシャレ編集者・本名清春。かっこよくて笑顔がステキで仕事もできる、最高の憧れの人だが、近づける機会はなかった。しかしある日、飲み会で泥酔した本名を介抱することになって、家に行くと……!?
ワガママ美人と振り回されまくる男、市川けい初の社会人BL!
【感想】
表紙の人が千浩のあこがれの人、清春。市川先生の2次元における好みのビジュアルのメンズとあとがきにありますが、この「2次元における」というのがポイントですね。
タイトルの「ストレイバレット」は流れ弾、逸れ弾という意味かな?「ベイベー」は確実に清春のことでしょ。
清春の泥酔というひょんなことから恋に落ちるから、このタイトルなのかしら?
どーやって考えつくのかなー、すごいなー(´・_・`)
物語は千浩が酔い潰れた清春を家に連れて帰った時の、ゲロ味のキスという衝撃的なシーンから始まります。想像したくないー(>_<)
この時清春は「さち」と言ってキスするのですが、これはたいした伏線にはなっていないかなー。まぁ、キスする理由に必要だっただけかなー。
散らかった部屋の一部を片付けてもらったことに味をしめて、なんだかんだ理由を付けて再度千浩を家に呼ぶ清春。一緒に部屋を片付けます。ご褒美に飲みに行くふたり。
その後も週末のふたりのお片付けが続く中、千浩は清春へ憧れとは違った感情を持ち始めます。
そして再びキスをされる千浩。そこに取引先の桜庭さん(♀)が現れますが、キスシーンを見ていない桜庭さんは、好意ありありで千浩と連絡先を交換します。その時清春は物陰で体育座りしているんだけど、この時どんな想いだったのかなー。
その後もふたりで逢う千浩と清春。浮かれる千浩。否定する千浩。これ、『それを恋心と呼ぶのなら』にもありましたね。
また酔い潰れた清春を家に送り届けた千浩は、清春に欲情します。その想いを払拭すべく、清春と距離を取ろうとする千浩ですが、清春から緊急呼び出しがありふたりで逢うことに。
帰ろうとした千浩を無意識に服を掴んで止める清春。ここからの清春の表情が可愛いこと!仕事では強気なのにすっかり困り顔になっちゃって( *´艸`*)
我を忘れたようにキスする千浩。この一連のキスシーンがすごく素敵です。決してあまあまじゃないんだけど、ふたりの想いが溢れ出ている感じがいいです。
我に返って飛び出す千浩。ここで例の「さち」が引っかかってきます。
元カノか?なんてぐるぐる考えている中、会社の前で待ち伏せる桜庭さんをとっさに清春かと思った千浩。答えが出た瞬間です。
清春宅に向かう千浩。戻ってきた清春は家に招き入れるため鍵を開けようとしますが手が震えます。ここでも終始困り顔で可愛いい( *´艸`*)
想いを告げる千浩。「仮に俺も・・・仮にだぞ!」なんて言いながら自分も好きかもしれないと言う清春。
千浩「流されてみてください・・・」
清春「流してみてよ 俺を」
で、付き合うことになったわけだけども、ここからはどちらが攻めになるかという問題がございまして(笑)
PC眺めながら、まるで仕事の話をするかのようにミーティングすること4日。
結果はまぁ上記しておりますが、、、どうやって攻め受け決めたのか?
ていうか、どーーーしてもイヤだったら順番ことかダメなのかしら^^;?個人的にはリバ作品は好きじゃないけど。
ちなみに、エッチ前まではいつものように強気で男前な清春だけど、エッチ中はいつもの困り顔で可愛いです( *´艸`*)
あと、市川作品といえば小さい文字で描かれたセリフですが、その小さく連呼される「すき」がたまらんです。
参考になりましたでしょうか?